キャンディー8月2日。(午後)今日の午後は下記のコースで回っている。 1.宝石店。 ⇩ 2.キャンディー湖。 ⇩ 3.キャンディーマーケット。 ⇩ 4.キャンディアン・ダンスの観賞。 ⇩ 5.そして、仏歯寺の見学。 前回、宝石店で目の保養をした所まで書いたので、その後から始めます。 キャンディー湖に向かう。 19世紀の初めにスリー・ウィクラマ・ラジャシンハ王によって、12年かけて造られた湖です。 当時、湖の中央に浮かぶ島は王室のハーレム(住宅街)になっていて、王宮とトンネルでつながっていたという。 湖の南側に位置する小高い丘の中腹には湖とキャンディー市街地を広く見渡せる「レイク・ビュー・ポイント」があります。 バスを降り、これが、そこから撮った写真です。 キャンディーマーケットに向かって湖畔を歩いていると、「ワニだ」という誰かの声がした。 見てみると大トカゲのようである。 この湖には多くの生物が棲息している。 トカゲで思い出したが、スリランカには国中のあらゆる所に野犬がいる。 日程表には「危険なので近づかないように」とあったが、シギリヤロックの途中や頂上にもいたし、各寺院の中にもいたし、至る所で我々を待ち構えていた。 しかし、人間慣れしていて危険ではない。 むしろ可愛い。(^^♪ キャンディーマーケットに着いた。 キャンディーの市街地は1日で歩いて回れるほど規模は小さい。 のんびりしながら散歩の途中で、ぜひ立ち寄りたいのが地域の住民でにぎわうマーケットである。 2階建てのビルになっていて、1階は果物やスパイス、魚や肉、野菜などの食料品が並んでいる。 野菜・果物屋さんで、値段を見てみたがリーズナブルな価格になっている。 ここは肉屋さんで、包丁を振り回していた。(^^♪ 地元の人は喜んで買い求めていたが・・・とても衛生的とは言い難い。 ここは魚屋さん。 火を通すならともかく、刺身では食べたくない。 2階はサリー(民族衣装)や洋服、革製品、土産物などの店が並んでいるというが、時間の関係で立ち寄る事はなかった。 次の観光は、キャンディアン・ダンスの観賞である。 キャンディアン・ダンスとは、スリランカ中部、キャンディを中心とする高地一帯で行われてきたダンスのことです。 スリランカを代表する伝統芸能の1つです。 コホンバ神に祈願を込める「コホンバ・カンカーリヤ」という宗教儀礼を起源とし、もともとは悪霊祓いを目的に踊られていた舞踏だそうです。 キャンディ王朝時代は、宮廷内で踊られていたようですが、その後、スリランカ各地の民族舞踊を組み込み、ショー的な要素を持ったプログラムとして踊られるようになったのが、現在の「キャンディアン・ダンス」です。 キャンディで行われる年1回の大祭「ペラヘラ祭り」でも踊られています。 今回のガイドはレオナルドさん。 日本語の発音が聞き取りやすく、顔を見なければ日本人。 仕事の出来る人で、300人ほど収容できる劇場だが、観客席の最前列をキープしてくれた。(^^)v スリランカのガイドブックの紅茶畑の説明で登場している有名な人なのです。 仏像の説明をしている、この人です。 10部構成で、ショーは1時間ほどで休みなく続きます。 手元に持ち帰ったプログラムがあるので説明しようと思いましたが、長いので割愛します。 興味のある方は、ぜひスリランカへ。(^^♪ それでも、若干の説明をしましょう。 幕開けとなるのはドラムの激しい競演。 横長の太鼓を物凄い速さで素手で叩き続けます。 儀式の始まる際、伝統的に叩かれているものです。 プージャーの踊り。 10部構成の2番目の踊りで、仏陀に祈りを捧げるプージャーを表現した踊り。 女性たちによって優雅に舞われます。 これは実に見事で、回わしているのはお皿です。 これはラハンの踊り。 民謡に似た歌とともに繰り広げられる、鼓動の力強いシンバル主体のリズミカルな踊りで、7番目の踊りとなっています。 ラストが凄かった。 先ほどまで松明のような物で腕を焼いたり、火を口の中に飲み込んだりしていた2人の演者が、ステージを降りて NIJIたちの前に立った。 すると、NIJIたちを舞台の上にあげ、後方の観客を前方(NIJIたちがいた場所)に呼び寄せた。 その後、照明を落とした。 舞台から見下ろすと、炎を放ち焼け焦げた砂利の入った容器が置かれている。 そこに、更にガソリンのような液体をかけて更に勢いよく石を焦がす。 次の瞬間、2人は焼け焦げた砂利の上を松明を持ちながら、裸足でゆっくりと歩き始めたのだ。 3往復ぐらいしただろうか、顔を見たら2人とも平然として笑っている。 思わず会場から拍手が湧き起こった。 入場料は払ったのだが、チップを入れる箱を持って来たので気持ちばかりの寄付を。(^^♪ 同所を訪れたら話のタネに是非どうぞ。 いよいよ、本日最後の観光地、仏歯寺の見学となった。 仏歯寺は、スリランカを代表する仏教寺院で、スリランカの仏教徒にとって大変重要な聖地です。 紀元前543年にインドで仏陀が火葬した際に入手した仏陀の歯が、最初の訪問寺アヌラーダブラに奉納された後、都が遷るたびに移動しました。 最後は、1590年にキャンディーに運ばれてきて奉られているとか。 スリランカでは仏歯はとても重要なもの。 王権者の象徴で仏歯のある場所が都の置かれる所とされてきました。 仏歯を祀るために当時の王であったウィマラ・ダルマ・スリヤ1世が建てたのが仏歯寺です。 今では、スリランカのみならず世界中の仏教徒の人々がお参りにやってくる聖地となっています。 シンハラ建築様式の美しい八角形の建物です。 前にも書きましたが、お寺の敷地内は裸足が原則で、受付で入場料を支払う際に靴を預けます。 NIJIはキャンディー湖散策のためバスを降りた時点から靴下で歩いていました。(^^♪ 前述したように、肌の露出が禁止されているので、タンクトップやショートパンツでの入場はできません。 他の寺院と同様に帽子もかぶれません。 いや、この件に関しては仏歯寺が一番厳しいでしょう。 メンバーの女性が受付で警備員に捕まりました。 ワンピースの丈が短くて膝が見えていると言うのです。 他の寺院ではOKだったのに止められてしまいました。 ガイドが何処からか大きなスカーフのような物を調達して来て腰に巻き付けました。 NIJIは短パンだったのですが、いずれの寺院でも、腰パンといって腰骨のギリギリまで短パンを下げて膝を隠してOKでした。 ここで靴を預け、裸足の人はそのまま寺院内に入り、靴下を履く人はここで履いてください。 ここがお堂の入口です。 この辺りから混雑していますが、中に入ると・・・。 ここで、入口で貰った献花用の花、蓮の花を供えます。 もっと奥にも献花する場所はあるのですが、人が多くて持っていられません。 ここまで持って来るのも大変なんです。(^^♪ 奥に見えているお堂に仏歯が収められているらしいのですが、何しろ人が多くて何も見えない。 何しに来たんだろう・・・。(^^♪ 渋滞しながらも、人をかき分けて彼方此方回ること、およそ1時間半。 最後の頃は人混みも薄れて歩きやすくなったが、それでも有名な神社の初詣ぐらいの人混みはあった。 外に出てみると、見事に夜のとばりが降りていた。 夜はライトアップされています。 朝の山登りから始まり、あちこち歩いて回り、最後は人混みに揺られてグッタリ。(^^♪ 明日は最終日でコロンボ市内の観光です。 その足で空港に向かう事になります。 今夜のビールは美味いだろうなぁ。 って、また飲むのかよ? (^^)v 最後の コロンボ に進んでください。 |